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産業構造を変える

菅総理が誕生します。今回は菅氏が本を読み、感銘を受け面会を申し込み、そこから何度もお会いしている著名アナリスト、デービッド・アトキンソン氏の話をします。氏は著書の中で次のように述べています。

「日本の生産性が低いのは、働き方に問題があるからだとよく言われております。例として長時間労働、有給休暇取得率の低さ、女性の賃金の低さなどが言われていますがそれは大きな間違いで、これらは二次的な問題に過ぎません。根本的な問題は「産業構造」にあります。これを変えることが重要です。

有給休暇取得率の例で見ると、アメリカは有給取得率が高く、賃金も高いです。そして労働時間が短い。その理由は約50%の人が大企業で働いているからです。それに比べ日本は、約13%の人しか大企業で働いていません。有給休暇取得率は事業規模に関係します。だから日本の有給休暇の取得率は低いのです。

今後、日本は中小企業が合併して大きい企業をたくさん作っていけば良いのです。そうすることで賃金も高くなり待遇も良くなり、生産性が上がっていくでしょう。」

菅氏は官房長官時代に「地方の銀行は将来的には数が多すぎる。再編も1つの選択肢だ」と言及しています。その発言の背景には、デービッド・アトキンソン氏の影響もあるのかもしれません。これからは、産業構造の変革を念頭に入れて考えていかなければなりません。

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