無理のない資産形成
このブログでも何度かお話していると思いますが、本日は資産形成の例についてご紹介したいと思います。
代表的な投資手法の一つであるドル・コスト平均法とは一度に金融商品を購入するのではなく、資金を分割して均等額を定期的に継続して投資し株価が高い時は購入数が少なく、低い時には多く買う手法です。ハイリターン向きではありませんが、長期的に投資するにはリスクが少ないというメリットがあります。
とある会社のホームページに興味深い記事が掲載されていました。そちらの会社では1989年から毎月1日に50,000円ずつ積み立ててきたそうです。31年という非常に長い期間投資してきた結果、今年の3月で1,000万円以上の利益が出ておりました。しかしよく見てみると31年の間で株価が上がり始めたのはつい最近の8年間ほどのことであり、それ以前の20年間はほぼ変わらないか、むしろ下降気味でありました。このような長く続く不況化においても利益を出せており、投資が決して日本人がよく思いがちな危険なものでも無駄なものでもないということが分かるかと思います。また別のデータでは、リーマンショックがあった2008年から投資をし始め現在に至るまで続けてきたが、利益を出せていたという報告が出ております。
口座に預けていただけでお金が増えていた時代は昔のことで、今は自身で老後の資金を確保しなければならなくなってきています。31年続けてきたという方はなかなかおられないと思われますが、みなさんも無理のない範囲で資産形成を始めてみてはいかがでしょうか。
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